「幼児教育って本当に必要なの?」
「幼児教育って効果あるの?」
幼児教育に興味・関心はあるけど、効果があるのか不安で始めるかどうか迷っている人も多いのではないですか?
お金がかかることなので、無駄な投資は避けたい人も多いですよね。
結論から話すと、
幼児教育は効果絶大!早いうちから始めたほうがいい!!
です。
そこで今回は、
を紹介していきます!
幼児教育の効果を正しく理解し、安心して幼児教育を始められるよう解説していきますので、最後までご覧ください!
幼児教育とは
幼児教育とは、幼児(小学校就学前の子ども)に行われる教育です。
幼児教育にあたる内容の例は次の通りです。
当然、教育を受ける場所によって身に付けるべき内容も異なってきます。
勘違いしてはいけないのは、「幼児教育」と「早期教育」は別であるということです。
幼児教育 | 目先の結果のみを期待するのではなく、生涯にわたる学習の基礎をつくること。 「後伸びする力」を培うことを重視する教育 |
早期教育 | 受験などを念頭におき、知識のみを獲得することを先取りするような教育 |
つまり、幼児教育を早く始めると「一生の土台」を早く築けるということなんだね。
幼児期は、特に心身ともに急速に成長する時期でもあります。
この時期にいろいろな教育を行うことが、子どもの能力を伸ばし、将来充実した生活を送れるかどうかに深く関わってきます。
また、幼児教育の必要性・重要性については世界中で多くの研究が行われています。
その中で、幼児期の環境や周囲の関わり方によって将来に大きな差が出るということがわかってきています。
では、幼児教育に効果は「ある」ことを見ていきましょう。
幼児教育はなるべく早めに始めよう!適齢期は?
結論としては3歳が適齢期なので、それまでには始めて~です。
つまり、3歳までには幼児教育を始めていないと幼児教育の恩恵を最大限得られないよ~という意味です!
ちょっと専門的な話をしていきます。
脳の成長と幼児教育の適齢期には密接な関係があります。
たとえば、脳科学分野の研究として知られる「スキャモンの発育曲線」と「ベイレイの知能発達曲線」では、人間の脳は、
「3歳までに8割が完成」
「6歳までに9割が完成」
すると提唱されています。
これらの脳の成長期では、「シナプス」の形成が活性化されています。
シナプス…脳の神経細胞が発する電気信号を仲介する物質
シナプスが多いと脳がやりとりできる情報量も増えていきます。
すなわち、脳が思考面において、高度な働きをできるようになるのです。
シナプスは3歳を目安として、成人の2倍もの量が形成されます。
ただし、それ以降は徐々にシナプスの量が減っていき、安定期に入ります。
そのため、シナプスの量がピークを迎えている3歳ごろが、幼児教育の適齢期だといえるでしょう。
ただし、3歳を超えても脳の成長自体が止まるわけではありません。
多くの人は12歳ごろまで、継続して脳が成長していきます。
3歳ごろと比べれば効率が落ちますが、4歳以降の幼児教育も効果があり、生涯の土台を形成することができます。
やはり、幼児教育は3歳までには始めたいね!!早いに越したことはないよ!
幼児教育に効果がある理由や根拠
幼児教育に効果があるといわれている理由や根拠を紹介していきます。
ペリー就学前プロジェクトとは
「ペリー就学前プロジェクト」をご存じですか!?
これは、幼児教育が重要だといわれるきっかけとなったプロジェクトです。
40年にわたるペリー就学前プロジェクトでわかったことは、
幼児期に「非認知能力」を高めると、大人になってからの「人生の幸福度」が上がる
ということです。
非認知能力 | 数字で表せない能力のこと 例えば、自制心、想像力、やり抜く力、集中力、共感性、コミュニケーション能力、創造力、協調性、忍耐力、勤勉性、メタ認識、道徳性 |
認知能力 | 数字に表すことのできる能力のこと 例えば、IQ、偏差値 |
非認知能力を伸ばすと、どのようなことがメリットがあるのでしょうか。
ペリー就学前プロジェクトの詳細をみていきます。
「ペリー就学前プロジェクト」は、2000年にノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授の研究です。
アメリカのミシガン州にあるペリー小学校付属幼稚園で行われたことで、この名前がついています。
1962〜1967年の間、ペリー小学校付属幼稚園に通う3〜4歳の子ども123名を対象に行われました。
対象とされる子どもたちの家庭は低所得層であり、子どもたちのIQも70〜85と低く、教育上リスクの高いアフリカ系アメリカ人でした。
この子どもたちを、
「就学前教育を施すグループ」と「就学前教育を施さないグループ」
に分けました。
就学前教育を施すグループには30週間にわたり、専門家による指導を行いました。
その後、この2つのグループの子どもたちを追跡調査を行いました。
3〜11歳までは毎年行い、14、15、19、27、40歳の時点でも行いました。
そして、さまざまな項目でどんな違いがあるのか比較をしたところ、
就学前教育を受けた子どもは、受けなかった子どもよりも
といことがわかりました。詳細をみていきます。
学力に関しては、14歳時点での基礎学力で2つのグループ間に大きな差が出ました。
高卒率に関しては、
「就学前教育を施したグループは77%」
「就学前教育を施されなかったグループは60%」
となりました。
年収に関しては、年収2万ドル以上の割合が、
「就学前教育を施したグループは60%」
「就学前教育を施されなかったグループは40%」
であり、1.5倍の差となりました。
犯罪に手を染めやすいかに関しては、逮捕歴5回以上の割合が、
「就学前教育を施したグループは36%」
「就学前教育を施されなかったグループは55%」
でした。
そもそも、5回ってかなり多いと感じますよね。
ただ、貧困層の子どもの環境はこんな状況であることがわかるとともに、就学前教育によって改善されていることがわかります。
持ち家率に関しては、
「就学前教育を施したグループは36%」
「就学前教育を施されなかったグループは13%」
と約3倍になります。
ざっと表でまとめるとこんな感じです。
項目 | 就学前教育あり | 就学前教育なし |
高卒率 | 77% | 60% |
年収2万ドル以上の割合 | 60% | 40% |
逮捕率 | 36% | 55% |
持ち家率 | 36% | 13% |
「ペリー就学前プロジェクト」の上記の結果は、
非認知能力が就学前教育によって高まったことでもたらされた
と言われています。
幼児教育は非認知能力を養うのに有効。非認知能力が高ければ高いほど、人生の幸福度が上がる!!幼児教育は素晴らしい!
幼児教育に効果がないという説はどこからきている?
ではなぜ、幼児教育に効果がないという説があるのでしょうか?
その大きな原因として挙げられるのが「効果が目に見えない」という点です。
幼児教育 | 目先の結果のみを期待するのではなく、生涯にわたる学習の基礎をつくること。 「後伸びする力」を培うことを重視する教育 |
早期教育 | 受験などを念頭におき、知識のみを獲得することを先取りするような教育 |
幼児教育は、なかなかその結果がすぐに見えるものではありません。
そのため、
「結果がすぐに目に見えない=効果がない」
と判断されてしまい、
「幼児教育なんか効果ないぞ!!」
という説が生まれてしまうのです。
幼児教育による代表的な効果を3つ紹介!
ここでは、幼児教育の具体的な効果(身につく力)についてみていきます。
幼児教育による代表的な効果は次の3つです。
- 好奇心と探究心が育つ
- 集中力や記憶力がみにつく
- 自己肯定感があがる
1.好奇心と探究心が育つ
遊びなどを含む幼児教育を通して、小さいころに様々な経験や体験をすることで、
「好きなもの」「より深く知りたいもの」が見つかっていきます。
好奇心と探究心が育つことによるメリット
好奇心を高めることで学習に対して主体的に取り組むことができ、学習能力が向上します。
自ら疑問を持って課題に挑戦する姿は教育現場でも子どもに求める資質の一つであり、
「もっと勉強したい」という内発的動機づけに繋がります。
より好奇心と探究心を育てるためにこれをやれ!
また、子どもの好奇心は、以下のような状況で高まりやすくなります。
子どもの知的好奇心を育てるには、親がサポートするなどの働きかけが重要となります。
子どもの知的好奇心を刺激するためにも、
毎日の生活のなかでさまざまな経験や体験をさせるように働きかけること
が大切です。子どもが何かに気づいたり、感情を出した時は一緒に共感するよう動いてみましょう。
ただし、子どもによって知的好奇心を感じるポイントは異なるので、
子どもが行動している時は親はよく観察して、実際に子どもの知的好奇心が刺激されるのはどのような瞬間なのかを確認しておくようにしてください!
子どもにはいろいろな経験や体験をさせてあげよう!
子どもの知的好奇心が刺激される瞬間を逃さないように!!
2.集中力や記憶力が身につく
幼児期は脳の発達が著しく、脳へ働きかける体験や夢中になる体験をすることで、集中力や記憶力の向上が期待できます。
集中力や記憶力は、何よりも小学校以降の深い学習理解にも役立ちます。
より集中力と記憶力が高めるためにこれをやれ!
集中力をより高めるために、好きなこと・興味のあることをたくさんさせてみましょう。
絵を描く、ブロックで遊ぶ、本を読むなど、子どもの好きなことなら何でもOKです。
やがてその集中力は勉強など他の場面でも発揮されるようになっていきます。
記憶力をより高めるためには、感動を伴った体験を増やしてあげましょう。
身近な存在のお父さんやお母さんとともに得た感動は、子どもにとって記憶に結びつきやすい体験です。
子どもが笑ったり心を動かしたりしている様子をみつけたら、側にいる大人も感動を表情や体で表現してみましょう。
とにかく、好きなこと・興味のあることをたくさんさせてあげよう!
できる限り子どもと一緒に感動を味わおう!
3.自己肯定感があがる
課題をクリアした時、子どもは達成感を味わうことができます。
達成感は「やればできる」「失敗しても大丈夫」という自信を身につけることができ、自信がついてくれば、自然と自己肯定感があがります。
自己肯定感とは、
「自分は大切な存在なんだ」「ありのままの自分でいいんだ」
という自分を認める気持ちのことです。
自己肯定感が高い子どもは自分に自信をもっているので、様々なことに挑戦しようという意欲が高くなります。
また、他者への肯定感も強いことから、周囲と上手にコミュニケーションをとる能力が高い傾向があります。
より自己肯定感を高めるためにこれをやれ!
自己肯定感を高めるためには、見守られているという安心できる環境で努力や成功体験を重ね、
周囲の大人がそれを肯定することが大切です。
「できた!」「がんばった!」を経験し、結果だけではなく努力した過程も、親がしっかり褒めて、肯定してあげることで、子どもの自己肯定感がぐんぐん伸びていきます!
一緒に幼児教育を進めていくうえで、過程と結果を肯定してあげよう!
幼児教育おすすめのオンライン教材は??
ここまで、幼児教育の効果について紹介していきました!
幼児教育は効果があり、早い時期に始めるに越したことはないことがおわかりいただけたかと思います。
あとは、「どの教材が良いのか」ですよね。
ぜひ、こちらで紹介していますので、一度お読みください!!
まとめ
今回は、
についてお話してきました!!
幼児教育は、早いうちに始めることが大切であり、親子がなるべく一緒に取り組むことで、効果も絶大になります!
我が子の将来のために、ぜひ早めに幼児教育を始めてみてください!
私のブログ「スマログ」では、
「将来、自分の子供に、自由な道を選択できる力を身に付けさせたい」
という保護者の方に向けて、幼児教育に関するコンテンツ余すことなく投稿していきます!
ぜひ、他の記事もご覧ください!
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